CSVダウンロード画面で、PROPFINDメソッドのリクエスト

Apacheのログを見ていたら、CSVダウンロード時に"PROPFIND"メソッド
でのアクセスを発見。
接続もとのUserAgentが「WebDAV Mini-Redirector」のため、
若干気になり調べてみた

まずはWebDAVの基礎を、、、

WebDAVとは、HTTP1.1を拡張したプロトコルで、HTTP上のファイルを
管理(作成・複製・削除など)する機能です。
昨今では、インターネットファイルサーバがこの機能を利用しています。

マイクロソフトにより開発され、1992年にRFCに登録されました。
(マイクロソフトの提唱ってなんか以外な感じですよね?)

WedDAVでは、HTTP1.1のHTTPメソッドのほか、下記HTTPメソッドを利用します。

PROPFIND URIが示すファイル等の属性を取得
PROPPATCH URIが示すファイル等の属性の設定や削除
MKCOL URIの場所に新たなファイル等を作成
COPY URIが示すファイル等およびその属性値を別のURIに複写
MOVE URIが示すファイル等およびその属性値を別のURIに移動
LOCK URIが示すファイル等のファイルロック(共有ロック/排他ロック)
UNLOCK URIが示すファイル等のロックを解除

犯人はMS Office2007

さて、先ほどのログの話に戻りますが、
UserAgent「WebDAV Mini-Redirector」とは、WindowsXP SP2以降、
WindowsExprore(ファイルエクスプローラ)からWebDAVに接続できるように
なっており、その際に使用されるUserAgentです。
CSVファイルということもあり(自動的にExcelで表示することができるため)
Excelを疑いつつ、Google先生を頼りに色々調べた結果、下記のサイトに
たどり着きました。
IE上でExcelを開くとWebDAVで通信しにいく?

ようは、WebDAVを利用しているかどうかを勝手に調べに行くわけです。
なので、ファイルを「開くとき」と「保存するとき」にこのアクセスが
発生します
Office2003で試した際には、PROPFINDメソッドは一切出てきませんでしたが、
Office2007にすることで、PROPFINDメソッドを再現させることができました。

便利なような、おせっかいのような、、、